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通常マサイの結婚式は前日の夜、新郎とその家族が新婦の家へお嫁さんをもらいに行くことから始まります。 |
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翌日の結婚式当日、通常は新婦の家族、参列者は新郎の村には行かず見送るだけなのですが、今回はせっかく日本から友人たちも来てくれているので、本番の伝統儀式を見ないわけにはいきません。例外的に参列させてもらうことになりました。マサイは新婦側の宴は新婦側で、新郎側は新郎側で、と分かれています。 |
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| 新郎の村へ向かう道中は新婦は喜びよりも家族と別れた悲しみの顔で歩くのがしきたりです。新婦は笑わない、喋らない、後ろを振り返ってはいけないのです。この、喋らないというのは私にとってかなり苦しいことでした。 |
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村に着いたら村の入り口でも、家の入り口でも入ることを躊躇わなければならないしきたりです。そうするとマサイのママが「牛をあげるから入りなさい」と言います。そうやってもったいぶって自分を高く評価してもらうのが決まりなのです。 |
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| 新郎にはほとんど儀式はなく、私一人の儀式が続きました。 家の中では最後にひょうたんの牛乳を飲みます。一人三々九度のような感じです。これで、正式に妻になることを認めたことになります。 |
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| 外ではすでに飲んだり食べたりが始まっていました。マサイにとっての神聖な牛を1匹解体して焼いて食べます。 |
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夜には長老会議が開かれて、私の新しい名前「ノンゴクワ」が決まりました。
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| 翌日の朝の儀式が最後。夫からもらった4頭の牛に牛糞を塗りつけて印をつけるのです。マサイにとって牛は一番大切な財産。今日から私も牛持ちです。気持ちが引き締まる瞬間でした。 |
2005年4月私はマサイの村で伝統的式を挙げました。
マサイにとっては人生の節目節目の儀式がとても重要です。結婚式もそうです。
私が夫オレナレイヨ・セイヨ(通称ジャクソン)と出会ったのは、マサイにとって最も重要な儀式エウノトでした。その地域のマサイ戦士が約800人集まる壮麗な戦士の卒業式でした。そこでリーダーの一人だった彼と出会ったのです。詳しい話は本「私の夫はマサイ戦士」を読んでください。